2018年6月7日掲載
Tete Montoliu
The Music I Like To Play Vol.3, Let's Call This
Soul Note原盤    1990年1月28日録音

 第3集となっていますので1と2がある訳ですが、テテ13枚目の掲載になるのですが、私は持っておりません。

 またこの作品はピアノソロですが、過去掲載の12作中ソロでの演奏は、1988年録音の「En El Teatro Real」(2009/3/1)1枚だけです。因みに9枚がトリオでの演奏です。ソロ作品がもっとあっても良いのではと思いながら、自分が好んでトリオ作品を中心に買っただけなのかなとも考えています。

 本作はモンクの曲を中心に演奏しており、タイトル曲もモンク作のものです。

20180607

 メドレーのように全ての曲が続けて流れてきます。テテにとってのモンクの存在はいかなるものかと思って聴き進めましたが、自分に中で解答らしきものは得られませんでした。よく言われるアート・テイタムの影響云々はテテの音楽からわかることがありますが、モンクの影響と言われるとなかなか難しいものです。強いて言うならば、自分のスタイルをしっかり持つことが、自分の演奏したい姿があることが、ミュージシャンが演奏職人の枠から抜け出せる要因であるとのことでしょうか。

 そんなふうに考えながら、モンクに思いを寄せるテテさんの姿もあるのかと感じながら、本作を聴き終えました。ソロで録音に臨んだことが分かった思いです。