チャールス・ロイド(ts)が加わっての、キャピトル移籍第一弾、LAのシェリーズ・マン・ホールでのライブ作品です。
数多い1960年代のキャノンボールの作品群の中でも、このライブ盤を愛聴する人は多いことでしょう。
特にLPでいうところのA面。弟作の「Little Boy with the Sad Eyes」のメロディと、出だしのロイドのフルートが印象的。何んともメロディですが、不思議と頭に残ります。続くのはお馴染み「Work Song」ですが、持ち味のファンキーさに陰影を加えた演奏です。
この2曲、メンバー全員がいい仕事をしており、この日の演奏はこのバンドの脂が乗った時であることを語っています。