ここのところ毎月のようにキャノンボール・アダレイの作品を取上げてますが、今日は5日前に取上げた作品の3ヵ月後にハリウッドのクラブでのライブ盤を紹介します。メンバーは3か月前と同じであります。
熱気バンドの姿から、別の方向を追い求めている感じが漂うライブ演奏です。それはモードであったりエキゾチックであったりで、明確に定まったものではありません。1967年とはジャズ界自体が転換期の真っ只中であり、このバンドとて例外ではなかったようです。熱気一辺倒のバンドの姿も見せて客を楽しませ、しかしジャズの潮流の中で水先案内人を探している姿が見られる作品です。