録音当時は期待の若手ピアニストであったミラーが、大物ミュージュシャンを率いて録音した作品です。ジョー・ヘンにカーター、そしてトニー・ウィリアムスが参加しております。
内ジャケに4人の打ち合わせ風景の写真がありますが、ジョー・ヘンが譜面チェックをして、その横と後ろからカーターとトニーが何か言っている様子。しかし主役のミラーは、そんな3人に加わらず、譜面を見ている。この写真が内容を物語っております。やはり結果的に大物3人が主になってしまい、ミラーは主役になれず、かと言って脇に徹しているわけでもなく中途半端。3人にしたって、俺たちが主役ではないしな、という感じ。平凡な作品が出来上がりました。