2015年10月13日掲載
Chico Hamilton With Strings Attached
Warner Bros原盤      1958年10月録音

 ワーナーでのチコ・ハミルトン、本作品ではクィンテットで5曲、そこにストリングスを入れての5曲が収録されています。勿論、ドルフィーが参加しています。 
 さてジャケットですが、ドラムセットを前にチコが4体の人形を操っているものです。どんな意味があるのでしょうか。

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 ドルフィーがストリングスをバックにしての録音というと、この作品以外での演奏が思い浮かびません。借りてきた猫のようにフルートを吹く、と表現したくなる「Something To Live For」ですが、場の雰囲気を壊さずに自己表現しているとも言えるでしょう。クィンテットの演奏では、「Pottsville, USA」でのバスクラが聴きどころです。ストリングスのドルフィーということで、存在意義のある作品と言えるでしょう。

 なおジャケの操り人形と演奏は、ストリング繋がりということなのでしょうね。