セラー・ライブからの作品を、3枚ほど続けて紹介致します。まず最初はカナダのベテラン・アルト・サックス奏者だという、PJペリーとキャンベル・ライガの双頭クインテットの作品です。Ross Taggart(p),Neil Swainson(b),そしてTerry Clarke(d)が脇を固めております。
このレーベルからは、ジャズ・クラブであるセラー以外でのライブ作品も発売されてますが、本作はセラーでのライブです。さて聴かずとも分かるこのようなこじんまりした作品には、一瞬の温かさ、或いは一瞬の緊張感があれば良しと思いたいです。
これと言って特筆すべき内容はありませんが、温かみが伝わってくる内容。それは演奏でもあり、メンバーの笑顔でもあり、お客さんの演奏への眼差しでもあります。想像通りの内容であり、当り前のジャズ作品ですが、何故だか嬉しい感じです。しかしこの二人の作品をもう1枚買うかと言えば、恐らく買うことはないでしょう。そんな1枚です。