2009年1月4日掲載
Mathias Algotsson        Young And Foolish
Savy原盤                        2006年1月録音

 2006年に世に出たピアニストの中で、結構話題になったピアニストだと記憶しています。マティアス・アルゴットソンはスウェーデン出身のお方。Martin Hoper(b)とCalle Rasmusson(d)とのトリオ作品です。

20090104

 ルグラン作の『I will wait for you』という物哀しげな曲を、内気な純情青年の心情表現で持って演奏している姿には、好感が持てます。恐らく今と違う気分の時に聴けば、褒める作品でしょう。しかし何故だか今の気分、というより最近の気分では、演奏姿勢が中途半端なものに写ってしまいます。そして他に、これぞと言う曲もなし。この手の作品に食傷気味なのかな。

 個性がはっきりと表れている演奏、或いは極めつけの1曲が無い演奏なので、評判だというアルゴットソの2作目は、購入しないことでしょう。