Soundという英単語には建物を指して「堅固な、安全な」という意味があります。そこでStructurally Soundというと、建物が「構造的に堅固」というような場合に用いるそうです。
そんな言葉をタイトルにしたブッカー・アービンの本作品、チャールス・トリヴァー(tp),ジョン・ヒックス(p)などクィンテットで録音されています。
「構造的に堅固」と演奏内容を関連付けて、などと考えながら聴いていましたが、関連が見えずそれは断念。
内容はヒックスとトリヴァーの好演に支えられ、アービンの好盤となっています。
「Deep Night」が気に入りました。深味あるブルージーな演奏。web上でこの曲について調べたところ、ソニ・クラがクール・ストラッティンで取上げている曲でした。では聴き比べと思ったのですが、クール・ストラッティンはアナログ盤で持っており、諸般の事情でそれは出来ず。記憶をたどれば、クール・ストラッティンでは陽気な感じで演奏していたと思うので、このアービンでの演奏はそれとは違うものです。
ジャケはつまらないが、内容は良いものです。