彼女の2004年録音盤が気に入って、その次の作品である本作も購入いたしました。Ron Carter(b),Jimmy Cobb(d)とのトリオを中心に、曲によってゲスト参加があったり、ピアノ・ソロがあったりとしている内容です。
さて気になる点が一つあります。収録時間は62分間であり、これはCD時代になってからは普通のこと。それを何とCD2枚組みにしているのです。しかも、2枚目に収録されているのは4分の1曲だけ。これは一体どういうことなのでしょう。
静寂の中で、様々な感情表現を試みることを狙ったのでしょうが、静寂さだけが心に残った作品です。『Ah-Leu-Cha』と『Just For Thrill』と続く展開が、そこそこ楽しめました。
また何故2枚組みにしたかも、分からないものでした。George Shirleyという歌手のテナーがフューチャーされた黒人霊歌が収録されており、他の曲と違った雰囲気でありますので、そのあたりに理由があるのでしょうかね。