ラロ・シフリンさんは、映画音楽の世界では有名なお方です。シンシナティ・キッド,暴力脱獄,ブリット,ダーティ・ハリー,そして燃えよドラゴンというように、数多くの有名映画に携わってきた方です。またTVのスパイ大作戦にも携わり、多くの方が彼のメロディを知っているのです。
1932年にアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれたシフリンさんは、1950年代にパリで音楽を学び、一旦アルゼンチンに戻った後、1958年にNYに移りました。ガレスピーやクインシー・ジョーンズのもとでジャズ活動を行ってました。その中での、数枚あるらしいリーダー作の中の1枚を今日取り上げます。ジミー・レイニー(g)やレオ・ライト(fl,as)などが参加しております。
言い忘れましたが、シフリンさんはピアニストです。
シフリンさんのアレンジャーとしての魅力に溢れた作品です。ここにピアニストとしての存在感が出ていれば、もっと作品の価値が高まったことでしょう。