2016年12月10日掲載
Bobby Timmons      Born To Be Blue!
Riverside原盤          1963年9月録音

 ボビー・ティモンズと言えば、メッセンジャースやキャノンボール・アダレイでの活躍で有名な方です。ファンキー・ピアニストとして名を馳せた人で、リーダー作としては、リバーサイドに吹き込んだ「ジス・ヒア」と「イン・パーソン」ということになるのでしょう。 

 今日取り上げる作品は、そのリバーサイドからのもので、前期2作と比べれば、語られることが少ないものです。録音は数日あったのでしょうか、ベースはサム・ジョーンズとロン・カーターで、ドラムはコニー・ケイであります。 いかしたジャケのトリオ作品を聴いてみます。

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 ファンキーやソウルフルのティモンズも素敵だが、本盤のレコードでのA面で聴かせる深みあるメロディの憂いがなかなかのもです。

 アルバム裏のライナーノーツへのティモンズが寄せた「このアルバムはたぶん、これまで私が発表した中で、最も素晴らしいものだよ」とのコメントに頷く、演奏内容です。