BNの録音は、管楽器では迫力満点だが、ピアノではその魅力を伝えきれないものであります。ピアニストにはバン・ゲルの録音は好かれていないと思うのですが、そうでもないようです。
アルフレッド・ライオンお気に入りのピアニスト、アンドリュー・ヒルが1989年に吹き込んだこの作品の録音は、バン・ゲル・スタジオで行われたのです。ボビー・ハッチャーソン(vib),グレッグ・オスビー(as),ルーファス・リード(b),そしてベン・ライリー(d)との録音です。
ピアノ,ヴィブラフォン,そしてアルト・サックスの音色が、良い感じでブレンドされていない。バラバラ感を持ったまま、聴き終えました。