暗黒時代のジャズ・メッセンジャース、光を取り戻す直前のジャズ・メッセンジャースの作品です。良い若手が輝いているのがこのグループの魅力とするならば、やはり見劣りするメンバーでの録音です。
フルートにラジ・カマラ、テナーにデイヴィッド・シュニッター、ピアノにアルバート・デイリーという具合です。トランペットに、ベテランでありこのグループの助っ人ビル・ハードマンが参加していることからも、メンバーが弱いことを伺わせます。
なおベースに鈴木良雄さんが参加しています。彼の前には、鈴木勲さんが参加していましたね。
聴いたら聴いたで、そこそこ楽しませてくれるところは流石のジャズ・メッセンジャース。この作品には参加してませんが、ピアニストのウォルター・デイヴィスJrも、このグループの重要助っ人とのこと。デイヴィス作の2曲での演奏が、御大の頑張りを含めて気に入りました。