モンティ・アレキサンダーのリーダー作は、このコーナーで既に4枚取上げております。また先月にはミルト・ジャクソンとの共演盤も取上げました。結構好きで聴いている彼ですが、今日取り上げる作品、これは数年前に廉価盤CDで購入したのですが、そこで藤本さんが解説で彼のことを上手く評しております。
「どこか色物で見られる節があった、実力はピカ一、聴けば興奮して楽しくなるがその抜群のエンタテイメント性が硬派ジャズ・ファンには芸術性の欠如と映ったのかもしれない」との、さすが評論家らしい表現です。
藤本氏は1970年代半ばのアレキサンダーのこととしていますが、この意味合いはその後も続いていたと思います。好き嫌いがはっきり分かれるタイプの演奏家なのでしょう。 今日はそんな彼の、20歳の時の、セカンド・アルバムを紹介します。
楽しい演奏だけど、繰り返し聴きたい気持ちになれない作品です。彼のファンと、何でもかんでもピアノ作品という方に、存在価値のある作品です。
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