モンティ・ アレキサンダーは、陽気で独特なリズム感が気に入り以前は良く聴いておりました。しかしある程度 聴いてくると、その饒舌さが鼻に掛かるようになり、いつしか聴かなくなったピアニストです。今回 彼は、ボブ・マーリーの作品集を吹き込み、久々に50半ばになった彼を聴いてみたくて買いました。 っていうより、レゲエをジャズで演奏したらっていうのが、興味の中心でしたけどね。アレキサンダー はジャマイカ出身なのでリズム的にはレゲエを難なく吸収出きるはずですが、そーだったらジャズ作品 ではないしな。どんな風に料理しているのだろう。大物のスライを迎えている曲もあるのですが、 果たして如何でしょうか。
リズムがレゲエを刻んでいますから、ジャズから遠く なってしまっています。ただでさえ、聴けばボブ・マーリーの熱唱が頭に浮かぶ曲ばかりなのですから、 レゲエのピアノ・インスト盤ってことになってしまっている。せめてリズム・ギターを外すとかすれば、 印象が変ったかも。