自分の核となる活動以外にも積極的にいろんなセッションに顔を出していたエリック・ドルフィーが、ラテン・ジャズ・クインテットなるバンドとのレコーディングに臨んだ最初は、1960年8月のことで、「キャリベ」というタイトルでした。さらにその年から翌年にかけてもう1枚吹き込まれたのが、今日取り上げる作品です。しかしながら、ラテン・ジャズ・クインテットのメンバーは1作目と本作では異なるとのこと。まぁいい加減なものとして深く考えず、ラテンのドルフィーはどんなものか楽しみましょう。
ラテンにしっかり溶け込むドルフィーの懐の深さと、アルト,フルート,バスクラの音色に魅了される作品です。
ラテン・ジャズ・クインテットではヴィブラフォンのFelipe Diazが気になりましたが、いつもの「新・世界ジャズ人名辞典」には掲載されてなく、ネット上からも情報を得られませんでした。