2015年11月6日掲載
Clark Terry & Coleman Howkins
Eddie Costa Memorial Concert
Colpix原盤      1962年10月録音

 パーカッシブなピアノ演奏で知られる、またヴァイブ奏者としても高い評価を得ていたエディ・コスタさんは、居眠り運転での交通事故で1962年7月28日に亡くなりました。演奏家としてだけではなく、人望も高かったエディさんですので、追悼コンサートの話が纏まり、ヴィレッジ・ゲイトで行われました。
 レコードでいうA面にクラーク・テリーのカルテットで2曲、B面にはコールマン・ホーキンスのセクステットで2曲収められた作品がコルピクスから発売されました。

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 クラーク・テリーがかつて所属していたエリントン楽団お馴染みの「Things Ain't What They Used To Be」で、ジャズ演奏から醸し出される心の安らぎを表現しています。続くコールマン・ホーキンスはバラッド「I'm Confessin'」で、心が洗われていく思いにさせる演奏を聴かせております。
 他の2曲も良い演奏ですが、この盤はあまり話に登らないもの。カップリング盤の宿命でしょうかね。