ノリノリ・ソウル・ピアニストのレス・マッキャンのこの作品、数年前に廉価盤で購入しました。帯には「イン・サンフランシスコ」と並ぶもう一つの傑作ライブ」と書かれております。
自身のトリオで、1960年暮れに吹き込まれたサンフランシスコ盤は2003年5月11日にこのコーナーで取上げました。その翌月に吹き込まれたのが本作品です。
このニューヨークではトリオではなく、ブルー・ミッチェル(tp)とタレンタイン(ts)を加えて、6人編成で吹き込まれたものです。
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レス・マッキャンの爆発ぶりを求めると空振り感があるのですが、アンサンブルに気を配っての演奏、そこからくる落ち着いたグルーブ感を楽しむ作品です。ブルー・ミッチェルの活躍が気持ち良い作品でもあり、彼のファンの方は必聴と言えるものですよ。