ヴァイ・ヴェラスコさんのボサノバ作品です。
1939年にフィリピンに生まれた彼女は、1歳になる前に家族でアメリカに移住しました。歌の道を志した彼女は、NYで勉強し、大ヒットしたミュージカルの巡演メンバーに選ばれました。また1962年には大ヒットした「ノー・ストリングス」の代役に大抜擢されんました。
この作品は、ミュージカルで成功への道の途上であった時期に吹き込まれた作品です。内容はタイトル通りのボサノバ、参加メンバーの中にはズートやジム・ホールが含まれています。
ハスキー・ヴォイスで上手に歌う歌手なので、また企画がしっかりしている作品なので、30分と言う収録時間があっという間に過ぎていきました。ジャズ・テイストは無いながら、こんな作品も時にはいいなと思った次第です。
なお彼女のその後ですが、1964年にポップス作品をVee Jayに吹き込みましたが、その後となると、1971年にDie Lester-Wilson-ShowというTV番組に出ていたことしか、情報を得られませんでした。