コールド・ターキーと言えば、多くの方はジョン・レノンを思い浮かべるでしょう。プラスティック・オノ・バンドでのライブが、実に印象的でした。
レイ・ブライアントの本作品では、タイトル名と共にコールド・ターキーという、彼オリジナルの曲が収録されています。この名は確かスラングで、ヤクの禁断症状のことを意味しています。パーカッションを入れてのカルテットでの録音です。
彼お得意の軽快なブルース・フィーリングは、1曲目のタイトル曲や、それに続く「Shake A Lady」で存分に楽しめます。2曲目も彼のオリジナルで、曲作りの上手さも光っています。更には彼の繊細さを、シャンソンの名曲「I Wish You Love」で聴き取れます。高音の転がりがたまりませんね。彼の好盤と言える作品です。