この作品はカークが敬愛するエリントンへのトリビュート作品として制作したものとのことです。共演相手にしたのは、エリントン楽団の男性歌手として人気を博したアル・ヒブラーです。
この盲目の歌手についてですが、「今日の1枚」を投稿している掲示板で、一時話題になったことがあります。それが何だったのか、何しろ15年以上前のことで思い出せません。その頃はこの掲示板、結構賑わっていたのですよ。
ヒブラーは正統派黒人歌手、カークの特徴的演奏は控えめとなっており、「Do Nothin' Till You Hear From Me」等々の軽快で深みのあるヒブラーの歌を楽しむ作品と言えるでしょう。