ブルー・ミッチェル(tp),ジュニア・クック(ts)の2管をフロント・ラインに並べたシルバー・クィンテットの、最初の作品です。唯一のシルバー来日公演も、この二人を加えてのクィンテットでした。ジーン・テイラー(b)とルイス・ヘイズ(d)が脇を固めております。この作品をシルバーの代表作にあげる方もいる作品です。
これから全盛時代を迎えるミッチェルの輝くトランペット、日本のファンから愛されているクックの温かいサックス、そしてピークにあるシルバーのピアノが、ファンキーさを爆発させている1枚です。各曲とも捨て演奏なし。しかし、極めつけの1曲が無いのが残念です。いずれにしても、これから数年間のこのクィンテットの活躍を予感させる1枚であります。