澤野がミラバッシを紹介した最初の頃の3作品はここで紹介しましたが、その後に買ったのは本作だけです。それにしてもミラバッシは日本でスターになっているようですね。ブルー・ノート東京にも登場していました。
今日の作品は、ブルー・ノート東京出演時のメンバーである Gianluca Renzi(b) とLeon Parker(d) が参加しております。このトリオでの活動が、最近の主なのでしょう。
張りつめた空気感の中での、美しさと悲しさ。この見事な世界はミラバッシならではなもの。しかし3枚聴いた時点で、どれを聴いても同じとの思いになり、ここ数年はミラバッシから遠ざかっておりました。
今回は6年振りに彼の作品に接したのですが、彼の特徴は相変わらずのもの。少しでも緊張感が途絶えたら、平凡な美しさで終わってしまうのですが、常に緊張感を維持しているのは流石。願わくは、今の特徴を維持しながら、違うタイプのものを取り入れていって欲しい。そんな作品の登場を望んでいます。