マーク・コーポランドというピアニストの作品を過去に取り上げた思い調べてみたら、勘違い。それではサイド参加で触れたことがあるのかと思って調べてのですが、これも勘違い。確か欧州復刻作品を紹介した時に、彼が参加していたと思っていたのですけれどね。それではとネタ本「ヨーロッパのジャズ・ディスク1800」で調べたのですが、掲載されておらず。それではと同じくネタ本の一つである「新・世界ジャズ人名辞典」でも調べたのですが、同様の結果でした。ならばとネットで調べたら、1948年フィラデルフィア生まれの方でした。そこまで調べたところで、もういいやとなり、本盤の紹介に移ります。
ランディ・ブレッカー(tp),エド・ホワード(b),そしてヴィクター・ルイス(d)とのカルテットでの録音です。コープランドのオリジナルを中心に8曲収録されています。この作品の購入理由ですが、単なる思い違いからでした。
大きな川の流れのような、重く激しい流れながら、しかし遠くから見るとゆっくとりた流れるにも感じる、そんな雰囲気になる演奏です。その重たい雰囲気を作っているのはコープランドであり、流れを表現しているのはブレッカーのトランペットであります。『when the wind stops』での演奏が、その白眉。『the sidewinder』のような曲もさえも、そんな色に染めています。
さてコープランドは、かなり多作の方のようですね。知らなかったのは、私ばかりなのでしょう。