ジャズ・メッセンジャース不遇時代の、そして最後の絶頂期を迎えるJM直前の作品です。音楽監督にアルトのボビー・ワトソンを迎えての作品、ロシアから亡命してきたトランペットのヴァレリー・ポノマレフ、テナーにデイヴィット・シュニッターを加えての3管作品です。
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この作品のテーマは爽快感。1曲目「Jodi」がその白眉。冒頭の1分超えのドラム・ソロで御大の存在感を示し、その後は3管が高速道路をかっ飛ばしているかの、気持ち良い演奏を繰り広げています。この感じは全体を通して得られるもので、楽しめる作品に仕上がってます。