ヒューストン交響楽団,ロンドン交響楽団,ピッツバーグ交響楽団,ロサンジェルス・フィルハーモニック,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団,オスロ・フィルハーモニー管弦楽団,そしてN響でも活躍した、世界的指揮者のアンドレ・プレヴィンの作品を今日は取上げます。
1950年代後半から1960年代半ばまでのジャズ界でのプレヴィンの活躍は誰もが知るところですが、この作品を吹き込むまでの25年間はジャズ界から遠ざかっておりました。ジョー・パスとレイ・ブラウンとの、ドラムレスでの録音です。
プレヴィンが如何にジャズが好きかが、伝わってくる作品です。多忙なクラシックの仕事の合間に、旧知の二人との気軽なレコーディングであるわけですが、プレヴィンの魅力である楽しいスイング感の中に心踊らされます。
「What Am I Here For」での演奏がその白眉であり、また曲名の問いに対して演奏で答えております。