このコーナーでは今までクラーク-ボラン・ビッグ・バンドの作品を5枚取上げてきましたが、それらは1960年代後半にヨーロッパで録音されたものでした。このビッグ・バンドは8人編成から発展したもので、1961年12月にアトランティックにレビュー作を録音しました。それから1年ちょっとして再び同レーベルに吹き込まれたのが、本作品です。 21人編成での録音です。
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ジャケに21人の写真が切手風になって掲載されてますが、このコーナーでもお馴染みのミュージュシャンが勢ぞろい。その方々のぶっ飛び演奏は、ジャケに書かれている「Handle with Care」という言葉がまさに当てはまるものです。ロニー・スコットでぶっ飛んだ「Speedy Reeds」、ベニー・ベイリーでの「Old Stuff」が気に入りました。