ナット・アダレイは1955年にお兄さんとNYに進出しバンドを結成しますが、長続きせず。再び二人でバンドを結成するのは、1959年のことでした。
本盤はその直前に吹き込まれたナットのリバーサイド2作目になります。 スライド・ハンプトン(tb),レイモンド・ジャクソン(tuba),ウィントン・ケリー(p),サム・ジョーンズ(b),そしてアル・ヒース(d)との吹き込みになります。
1曲目はジジ・グライス作の「Blue Concept」です。この曲では少しメンバーの担当楽器に変化を加えており、ハンプトンがチューバ,ジャクソンがベース,そしてサムがチェロを演奏しております。
これはチェロの響きを加えたいとのナットの考えでしょうが、上手い効果をこの曲に与えております。チェロの響きにナットのコルネットが乗っての、優しい演奏になっております。