2009年7月27日掲載
Pat O'Day   When Your Lover Has Gone Golden
Crest原盤     1957年録音

 何もレコードを聴くのに、そんな恰好をしなくてもよいのに。泣いているところをみると、失恋の歌を聴いているのでしょう。

 そんなパット・オデイのこの作品は、日本の輸入元の宣伝文句によれば、「女性ボーカル・ファン待望、マニア垂涎、最後の激レア盤がついに復刻!」なのだそうだ。何度もそんな宣伝文句には騙されてきたが、今回も騙されることになるのでしょうか。この時21歳の彼女は、ナイト・クラブを中心に活動していたそうです。

20090727

 可愛い声で、しっかりとした歌唱力。色気も微かに。1曲目のタイトル曲、2曲目の『ミス・ユー』と続く展開に、冒頭からノック・アウトされました。

  さて彼女のこの後の活動は、どのようなものだったのでしょうか。ウェブで調べても、この復刻作品しか情報なし。このまま活動していたならば、20代後半に素敵な作品を連発していたと思わせるような、21歳の歌でした。