2009年3月2日掲載
Bob Flowrence        Trio
Era原盤                    1956年6月録音

 「新・世界ジャズ人名辞典」から、ボブ・フローレンスの紹介を。1932年LA生まれの彼は、コンサート・ピアニストからジャズに転じ、さらに作編曲を学んだそうです。1959年にセイ・ゼントナー楽団に加わり、ピアニスト兼アレンジャーとして活躍したそうです。その後も活動は続けておりましたが、1970年代からはTVや映画関係の仕事が主だったようです。

 さて今日取り上げる盤は、フレッシュ・サウンドから1997年にCD化されたものです。20曲収録されていますが、曲目からすると、Eraから発売された「Meet The Bob Flowrence」に、追加曲を入れたもののようです。しかし「ピアノ・トリオ1600」では、録音日が1960年となっており、フレッシュ・サウンド盤のクレジットにある1956年6月18,19日と食い違っております。しかし参加メンバーには食い違いが無く、Ken Greig(b) に Jack Daveport(d)となっています。

 サラッとした演奏と記憶しております。

20090302

 このような癖のないリラックスしたピアノも、たまに聴くにはよいものです。『I'll Take Romance』から『Here Lies Love』と続く展開は、楽しく聴ける内容でした。きっと1970年代は、ファミリー・ドラマの音楽などを担当していたのではと、感じました。