テナー・サックス奏者のドン・ブレイデンの作品を取り上げます。この作品の発表後も何枚か彼のリーダー作が吹き込まれているので、そこそこ評価されているもでしょう。ジャケを見る限り、育ちの良いミュージュシャンによるオーソドックスなジャズ演奏を想像します。Kyle Koehler(org)とCecil Brooks Ⅲ(d)との3人による、NJウェスト・オレンジにある Cecil's Jazz Club での、ライブ録音です。
セシル・ブルックスというドラマーはどんな経歴のミュージュシャンなのかをネットで調べてみましたが、良い情報が得られませんでした。確認できたのは、セシルズ・ジャズ・クラブのオーナーは、セシル・ブルックスであります。オーナーであるのと同時に、ここのハウス・ドラマーであります。さらに結構このお店は流行っているようです。自分の店を持ち、好き演奏をして、そして経営も順調。実に羨ましい生活であります。
さてこの作品。セシル・ブルックスのプロデュースの上手さなのか、ブレイデンの明るく艶やかなサックスが、ソウルフルなライブで冴えわたっております。