ジャズ・ファンならば誰でもリー・モーガンについて一家言お持ちでしょう。デビュー当時のブルー・ノートへの吹き込み、ジャズ・メッセンジャースでの活躍、そして1963年吹き込みの大ヒット作、そしてどうして殺されたのか、その辺りのことでしょう。
そんな彼ですが、リバーサイド下のジャズランドへの吹き込みもあるのです。本盤1枚だけなのですが、クリフォード・ジョーダンにバリー・ハリスの参加とくれば、誰でも興味が湧くところでしょう。 1961年のジャズ・メッセンジャース来日公演で、日本で絶賛を受けた直後の吹き込みです
モーガン作のバラッド「A Waltz For Fran」とブルース「Lee Sure Time」と続く展開が良いですね。モーガンのソロでの優しさに触れると、女性にもてていたという話が、理解できます。