イタリアのピアニストのGuido Manusardiに関しては、このコーナーで2枚取上げてきました。今日取り上げる作品は、Paolino Dalla Porta(b),Giancarlo Pillot(d)とのトリオ作品です。
10年ほど前に評判を呼んだ本「幻のCD」で知り、購入した作品です。
1970年前後に欧州に活動の場を移すアメリカのジャズマンから多くの声がかかるピアニストだけあって、懐の深さに感心する演奏です。「知的表現が評判のテクニシャンであり、円熟味が出てきている」との評価が、この時期のマヌサルディ評の一般的なものでしょし、それを感じる1枚です。
「Blue Face」「Blow-Up」と続く展開が、ジャズの楽しさを満喫出来て、体が動いた演奏でした。