山下洋輔トリオのガーシュウイン集であります。
メンバーは、セシル・マクビー(b)にフェローン・アクラフ(d)。4月末に1週間、このメンバーでスイート・ベイシルで1週間のライブを行いました。内容はガーシュウイン中心のもの。そのライブから1日置いただけで、二日間のスタジオ録音を行いました。それが本作品。何でも両日ともに、3時間ほどで録り終えたそうです。
では1日だけでもよさそうですが、同じ内容で二日間録音したとのこと。後から良いのを選んだのが、本作品であります。
1曲目は『Love is here to stay』ですが、以外に素直な演奏で少々意外ながらも、心踊るトキメキ感のメロディを堪能出来ます。他のも1曲を除き、誰でも聴いたことのあるガーシュウインのメロディが続きます。
しかしそこは、山下洋輔。彼の持つ様々な演奏スタイルが、それぞれの曲を料理していってます。またトリオの息がぴったり合っています。流石に1週間のライブを終えてのレコーディングであります。聴き応えのあるガーシュウイン集であります。