2009年1月28日掲載
Horace Silver & The Jazz Messengers
Blue Note原盤          1954年11月録音

 青色のジャケ、シルバーの手を広げている姿が、印象的な作品です。まだJMのリーダーがシルバーであった時代の作品です。JMのリーダーが音楽監督であった最後の時期の作品です。ドーハム,モブレー,ワトキンス,そしてブレーキーが、この作品のメンバーです。

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 威勢の良い『room 608』と『stop time』に挟まれて、ブルースの『creepin' in』での影のある演奏に心惹かれる作品です。全てシルバーの曲であり、この作品の全てを彼が支えているのが分かる内容です。その上で若さあふれる2管の活気溢れる演奏が光ってます。

 さてこの録音の後、徐々にバンドのリーダーはブレーキーに移っていき、1956年の夏にはシルバーとブレーキーの破局を迎えることになっていきます。