これは渋谷ジャロさんの中古コーナーで買ったものです。デヴィッド・ヘイゼルタイン(p),ジョン・ウェーバー(b),そしてジョー・ファンズワースとのカルテットでの録音です。収録曲はジャズ・ファンにお馴染みのものばかり。エリックの好きな曲なのか、プロデューサーが押し付けた曲なのでしょうか。
今の興味は、コルトレーンのテナー・サックスでの名曲を、エリックがどのように演奏しているかです。
ひたすら真面目に真剣に演奏しましたというような内容であり、ジャズの楽しみが伝わって来ない。勿論エリックですから、一般的にはそこそこの内容ですが、彼にはもっと高い次元を求めてしまいます。日本制作のオーバー・プロデュースといったことでしょうか。タイトル曲にしても、欧州のレーベルに吹き込むときには、ハッとさせる場面があるはずなのに。録音のキンキンぶりも重なって、褒める部分が見つからない作品です。