1966年録音の「マーシー・マーシー・マーシー」は全米ポピュラー・チャートの上位にまで入った大ヒット盤です。その4ヶ月半後に吹き込まれたのが本盤であります。
先月の11日に、これから更に1年半後の作品を取上げたのですが、その際は辛口コメントとなりました。メンバーは4か月半前と1年半後と同様でのクィンテット編成です。
11歳のナットの子供が作ったとキャノンボールが紹介して始まった「I'm On My Way」でのメンバー一丸でのブルース大会、そしてオリジナル盤では未収録ですが「The Girl Next Door」での12分を超えるゆったりナンバーでの各メンバーでのソロに耳を傾けた作品でした。
乗せの上手さだけではなく、良い作品と思わせるにはこんな内容が必要なのだと思った次第です。