2004年6月25日掲載
Tete Montoliu             Tootie's Tempo
Steeple Chase原盤    1976年2月録音

 「some other blues」は、コルトレーンが「コルトレーン・ジャズ」を収録する際に書いた曲で、記録によれば1959年11月24日とその1週間後の12月4日の二日間だけ、レコーディングのために演奏した曲です。テテは決して目立つことの無いこの曲を、ここで取り上げております。

 他には、J.J.Johnsonの名曲「lament」を取り上げております。ピアノ・トリオでの録音で、メンバーはこのレーベルへの定番ペデルセンとヒースになっております。なおテテ作のタイトル曲は、ヒースのミドル・ネームから取ったものです。

20040625

 再生されてくるペデルセンとヒースの音色は嫌いですが、そのテンポの良さは、テテが相方と決めただけのことはあります。1曲目と2曲目、「invitation」と「lover man」での、切れ味の良さが気持ち良かった作品です。