1970年代から1980年代にかけてテテはスティープル・チェイスに数多くのレコーディングを行ったのですが、清清しい表情のテテがジャケットの本盤は、その初期のものです。
メンバーはテテと数多くの演奏を行っており、またこれ以降も行うことになる、ペデルセンとヒースであります。コルトレーン作の「ジェイアント・ステップス」と、ゴルソン作の「アイ・リメンバー・クリフォード」が、僕好みの曲です。
「ジェイアント・ステップス」は、メロディの躍動感に演奏が負けてしまっている。テテというより、ベースとドラムに難ありか。「アイ・リメンバー・クリフォード」の、曲の持ち味を純粋に表現した演奏が良かったね。
他の曲はアップ・テンポが多いのですが、このトリオだとスローが似合っていると感じます。