テテ・ モトリュウのこのピアノ・トリオ作品は、前回(1999/8/27)取上げた作品と同一セッションの録音だと思われます。テテのピアノとエリック・ピーターの好演が光るものの、ドラムがそれを邪魔している感があった前作でした。コルトレーンが取上げてジャズ・ファンに知られるようになった “chim chim cheree”や、ガレスピー作のビ・バップの名曲“salt peanuts”を取上げたこの作品、 ドラムが邪魔をしないことだけを祈りたいのですがね。
Vol.1と同一のセッションだけあって、テテの右手から繰り出される華麗なメロディ、ベースの好バッキングがここでも輝きをみせてます。そ してうるさいドラムも前作同様です。ただこのVol.2 では、特筆出来る1曲がないために、前作よりは評価が低くなりますね。