先に取り上げた「The Groover」と同じメンバーで同じスタジオで、2年後に録音された作品です。
タイトルの意味ですが、「しっかりしてね」「元気を出してね」「信念を貫いてね」などの意味があるようです。またタイトル名の曲も収録されています。作者は私は縁のないオルガン奏者チャールズ・アーランドです。この作品の演奏、そしてこの曲の演奏を通して、タイトル名の意味することを探しながら、聴いてみます。
濃いブルージーなハードバップ・セッションであります。自分たちのベースとなっている1950年代ジャズ黄金期にいるつもりで、吹き込んでいるかのようです。またメンバーの相性の良さ、特にオルガン,テナーサックス,そしてギターとの演奏では、この2000年代最高峰のものでと言えるでしょう。この作品が録音された年前後にマイクが幾つもの賞を受けたことが理解できます。
さてこの「今日の1枚」で取り上げたマイクの作品は、本作で9枚目になります。そに中でピアノ作品は5枚、オルガン作品は4枚であります。マイクにとってはこの二刀流が、彼の信念なのでしょう。また9枚中、エリックとの共演作が6枚となります。まさに盟友と言える二人であります。
自分の信じる道を元気よく演奏していく、そんな意味をアルバム名に込めたと感じました。