アレキサンダー等の作品でのサイド参加でも良い演奏を披露しているピアニストのマイク・レド
ンですが、このコーナーでは彼の2枚のリーダー作品をかつて取上げました。ピアノ・トリオでの1998年録音盤、アレキサンダーとギターのピーター・バーンスタインが加わり、レドンがオルガンを披露した2003年録音盤です。
今日取上げるのは、1995年録音のピアノ演奏作品。ギターのピーター・バーンスタインがここでも加わっており、他にヴァイブのスティーブ・ネルソンが参加している、クィンテット編成の作品です。ジャケットは、かつてのクリスクロスの作風のものです。
まだ1998年録音盤で聴けるようなレドンの特色、抜群のドライブ感は、この盤ではまだ聴くことが出来ません。それでもこの作品は、一定のレベルを保っているものです。それは、ヴァイブとギターの功績によることも大です。それと共に、レドンの素質がまだ開花されていないが、隠された魅力となっているのでしょう。