ジュリー・ロンドンはリバティ・レーベルに３０枚以上の作品を残しているらしいのですが、このコーナーではこれで８枚目になります。ラテン・ナンバーを取上げた作品です。
海外に住んでいると、いろんな用事でホテルに行くことがあります。そのホテルの中のラウンジでは、バンドが演奏し歌っている光景を目にします。ステージで歌っているのもありますが、ギターを手にした３人組がテーブルを回りながら歌い、リクエストを募ってチップを貰ってというのも多いのです。その時の衣装はメキシコ風。僕がリクエストするのは、いつも『ベサメ・ムーチョ』です。曲名を間違えずに言えるメキシコ衣装に合った曲は、これだけだからです。
さて、ジュリー・ロンドンさまのラテンの世界。『ベサメ・ムーチョ』も４曲目に用意されています。ジュリーさまの低音部の魅力は、ますます艶めいてきておりますね。ラテンの世界に気持ちよく浸れる良い曲が、他にも収録されています。『ユアーズ（キエレメ・ムーチョ）』や『スウェイ（キエン・セラ）』など。
次にメキシコ衣装３人組に出会ったら、この２曲をリクエストしてみましょう。