2007年8月13日掲載
Sonny Rollins      Newk's Time
Blue Note原盤      1957年9月録音

 BN4000番台最初の作品であります。ロリンズの最も好きな作品として、この作品を挙げる方も、少なくありません。ケリー,ワトキンス,フィリー・ジョーとの録音、ワン・ホーン作品です。久し振りに聴きますが、記憶に残っている演奏は、ロリンズがフィリー・ジョーとデュオで吹き込んだ「Surrey with the Fringe on Top」であります。

20070813

 「Surrey with the Fringe on Top」での緊張感は、ジャズの醍醐味が堪能出来るもので、至極の6分30秒と言えるでしょう。さてそこでのロリンズですが、この年にこれまでコンテンポラリーへの録音や、リバーサイドへの録音で聴けるゴリゴリした超骨太の演奏とは明らかに違っております。滑らかなフレージングである点が、大きな違いです。勿論ロリンズの歌心には変わりはないのですが、この変化がレーベルの違いと言うことなのでしょう。他にも快演が続いている作品です。