リバティ・レーベルに数多くの作品を残したジュリー・ロンドンですが、今日取り上げる作品のテーマは彼女の先輩歌手によってスタンダードの仲間入りした曲を取り上げていることです。編曲はアンドレ・プレヴィン、ジュリーの隠れ名盤と言われている作品です。
しかしジャケは秀逸。この大人の色気がどこまで出ているかが、僕にとってのポイントです。
スロー・テンポのスタンダードを、気だるい雰囲気のセクシー満点な歌声で聴かせる作品です。まさにジャケットの雰囲気にピッタリ。
ガーシュイン作の「they can't take that away from me」はアステアが歌って大ヒットした曲。マット・デニスの最高傑作「angel eyes」は、シナトラを始め数多くの歌手がこの録音まで取り上げていたが、作者自身の名唱が有名。この2曲でのジュリーのセクシーさに、心惹かれた1枚でした。