1980年代のジャズと言えば、JMTレーベルが一つの流れでありました。この「今日の1枚」でもJMTの5作品を取り上げてきました。私は興味を持って聴いていたこともあったのですが、結果としては深入りせずにおりました。
今日の主役グレッグ・オズビーの作品は「今日の1枚」で取り上げたと思っておりましたが、今回が初掲載となります。いろんな人のサイドでの彼の演奏に触れていたので、掲載したつもりになっていたのでしょう。
久しぶりに聴く今回、どんな感想になるか楽しみです。
ここではM-BASEと称するのでしょうけれど、所謂ファンク・ミュージックを、どのようにして自分のものにしているかが、この手の作品のポイントとなるのでしょう。その意味でグレッグさんの演奏は、当時所属していたスペシャル・エディションをベースにしてファンクとの融合を図っているとの、私の感想になります。グレッグさんの個性とは何かが聴きたかったのです。参加メンバーは当時のこの手の一線どころを集めているだけに、何か抜ける演奏が欲しいのです。
さてグレッグさんは2000年台に入ると、ブルーノートから多数の作品を発表しております。私には縁がないものでしたが、少しはどのような演奏になっているのか、興味が出てきました。