「Amen」の続編となる作品、「Amen」と同じレーベルで、ジャケのデザインも続編といったものです。そして「Amen」と同様にヘブライ語で書かれているジャケですので、ディスクユニオンの本作紹介ページから、参加メンバーの情報を引用します。
Jonathan Albalak(g), Nitay Hershkowitz(p), Noam Wisenberg(b), Daniel Dor(d), そして8曲中2曲にBerri Sacharoff(g) と Zohar Fresci(d) が参加しています。
ソプラノサックスのザミール、この作品では歌ってもいます。
ジューイッシュ・ミュージックとジャズとの融合、そして独自のザミール節を展開する他の作品での、そして「Amen」での彼の姿よりも、ジューイッシュ・ミュージックをダイレクトにぶつけている作品です。「Amen」の最後の曲で、50秒間の無音の後に始まる12分間の祈りは、この作品への繋ぎ役だったのでしょう。
ギターを効果的に使い、2015年の赤レンガ倉庫でも披露したザミールの歌も加わり、祈りと叫びの作品になっています。「Amen」はいろんな人を対象としたら、こちらの「One」はイスラエルの人たちを対象にした作品とも感じました。