ディスクユニオン関内店中古CD半額セールで、250円で購入した作品です。
録音の時に64歳のマクリーンが主役の作品です。「今日の1枚」では12枚の彼のリーダー作品を取り上げましたが、「最新」の録音は1967年のものでした。
息の長い活動のマクリーンですが、1994年9月のライブの際に血圧が以上に上がり、1995年3月まで静養していたそうです。本録音はその復帰から9ヶ月後となります。
本作品には「meets junko onishi」とのクレジットも付いています。1993年のデビュー以来、破竹の勢いだったピアニストの大西順子を迎えての演奏です。私は自分のオーディオで大西順子を聴くのは、この盤が最初となります。
ベースにナット・リーヴス、ドラムにルイス・ナッシュを加えての、カルテットでの演奏です。
最初はモタモタ感あるかと思ったマクリーンのアルトですが、演奏が進むに従って勢いあるもにな理、また丸味が加わったとは言え塩っ辛い音色は健在です。
初聴きとなる大西順子ですが、よく言われる力強いタッチでのスイング感は流石と感じましたが、私にはまだまだ個性がどうのこうのと言えるまでの理解とはなりませんでした。
聴く前はは大西順子が介護士的な役割なのかなと思ったのですが、マクリーンとのぶつかり合いとなっています。また選曲はマクリーンに関わる有名曲が並んでおり、それは楽しめるものです。
「センチメンタル・ジャーニー」の出だしはもう少しシャキッとしろよと思いながら、でも楽しめた作品でした。