勢いで余計に買ってしまうことが、よくあります。香港で一人暮らしの身、酒のお供を近所のジャスコで買うのですが、ついつい多めに買ってしまうのです。そして、結局はゴミ箱行きになってしまう、不幸な食材が多いこと。
今日取上げる作品も、良く考えずに買ってしまった作品です。ピンキー・ウィンターズという歌手の作品を、確かフレッシュ・サウンドからの復刻LPで買ったことがあります。そんな人の名前を久し振りに見て、そして気持ちをそそるような宣伝文句を読み、なおかつ紙ジャケCDなので、ついつい買ってしまったのです。1950年代の作品かと思ったのです。しかし1983年のライブ盤。伴奏は、旦那だったルー・レヴィのピアノにベースが加わったもの。ジョニー・マンデル集です。
歌よりもピアノの方の主張が、強く感じました。若い時よりも、随分と強い口調のピアノになったことだと、感じました。ピンキーの歌声には円熟味を感じますが、年寄り臭さは感じなく、大人の女性のしっとりとした、楽しめる歌でした。30年の歳月は、奥さんの方が上手に年を重ねたようです。