渋谷ジャロの店主と世間話をしながら、中古CDコーナーを漁っていたときに、手にした1枚。クレジットをみたら、David Kikoski(p),Enrique Lopez(g),Ross Schneider(harmonica),Caco Oliveira(per)となっております。勝手にキコスキーのリーダー作品と思ってしまいました。キコスキーは過去1枚リーダー作を取上げましたが、くそ真面目さが難点だと思いました。そんな彼が面白い編成で作品を吹き込み、またジャケからも方の力を抜いている感じが表れていている作品をだしたんだな、と思ったのです。
今こうやって聴こうとして気付いたのは、Yashmin Charnet-Ablerという女性歌手の作品であること。レーベル名、そしてタイトルからして、ボサノバなのでしょう。
声質は、硬く色気が漂うものですが、聴き終えたたら暗さが残ってしまうもの。これが好みの方にはピッタリハマる作品ですが、なかなか一般受けが難しいと感じました。バックは、無難にこなした演奏。しっかりしたプロデュースのもとで作品を作れば、光明が見えるかもしれないでしょう。